2017年04月23日

兄ちゃんの学費

大学を3年の時にお気ラク兄ちゃんが大学を中退する時、「やりたいことがみつかった、大学に行き直したい」と言う兄ちゃんの言葉を受け入れつつ、こちらから出した条件があった。

大学を辞めるのはいいし、今後も家にいるのも構いません。
家で食事するのもお風呂に入るのももちろんOKだし、光熱水道費も払わなくていい。

だけど、学費も交通費も自分で何とかして下さい。
キミには既に充分の学費を払ってきました。

来年はちびが高3の年。膨大な教育費がかかります。
キミの学費を出せば、ちびが大学に進学するための資金が不足します。

だから、もう1円のお金も出せません。
よく考えて決めてください。


かわいそうだが、もう、大人なんだから頑張ってもらう。
今さらながら、ライオンみたいに、コドモを谷底に突き落として這い上がってこさせるしかない。
這い上がれなかったら、またその時に考える。

…大学受験のやり直しは、費用面と卒業後の就職を考えて除外した。
専門学校なら受験勉強は不要だし、年間の学費は、大学の理工学部なみにかかるものの、半分の2年分で済む。

兄ちゃんの決意は固いらしく、専門学校に自費で入学することを選んだ。


さあ、それからが大変だ。
とにかく入学までにお金を貯められるだけ貯めなければならない。

なのに、バイトがなかなか決まらない。

スーパでの夜勤の品出しの仕事に応募 ⇒ 1〜2週間で結果を知らせると言われる ⇒ 2週間経っても返事が来ず、3週間経って連絡する。長期でないとダメと断られる

居酒屋のバイト ⇒ 1〜2週間で結果を知らせると言われる ⇒ 2週間経っても返事が来ず、3週間経って連絡する。禁煙でない居酒屋だったので、タバコ苦手ならムリと断られる

結果を知らせると言いながら連絡しないのは如何なものか?
「2週間以内に連絡がいかなかったら不採用です」と言っておけば済むことでしょ?と思う。

まあ、てな具合で、やっとのことで焼肉屋さんのホール係のバイトが決まった。


しばらくして


母さん、入学手続きが済んだよ
入学金とかを振込むから60万円を貸してください!


はあっ?あさってまでに60万円?

相変わらずのお気ラクぶりにびっくり仰天。

…あさって…それはムリ。それに、自分で何とかする約束だからね…






「いま、お気ラク兄ちゃんから電話もらったのよ。オレオレ詐欺かと思ったわ。学費60万貸して欲しいって!」実家の母からの電話の内容である。

「何で出してあげないのよ?しょうがないわねー 私が出してあげるわよ。かわいそうだわー。」



紛れもないオレオレ詐欺である。まず間違いなく母の元に60万は返らないだろう。ひどい奴だ

まあ、母もうれしそうだったから、ま、いいか!
いずれ私がそっと返しておこう。


posted by コダックもどき2号 at 19:59| Comment(1) | TrackBack(0) | 2017年 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月21日

ちびの固い意志

今から4年ほど前、ちびが中3になる頃。

高校でもサッカーを続けたいんだ。
公立ってお金がかからないんでしょ?
だから、サッカーが強くてオレが入れそうな公立高校だと、A高かB高なんだ。


学校の先生も、塾の先生も、そしてアタシたち家族もみんな、ちびはB高を受けるものだと思っていた。
なのに、受験間際の11月になってからの突然の志望校決定の告白に、一同びっくり。

B高はバスを乗りつがなきゃいけないじゃん? それって時間がかかるし交通費もいっぱいかかるでしょ。
サッカー部に入るんだから土日も毎日行くんだし、部の雰囲気的にもやっぱりA校にしたいんだ。


学校説明会に何度となく足を運ぶうちに迷いが吹っ切れ、部活の雰囲気で気持ちが固まったらしい。

まあ、ちびにはサッカーがあったから今がある、みたいなところがある。

高校生活の半分の時間は部活が占めると考えれば、ここは大事なツボ。

それに我が家の家計まで考えてくれている。

しかし、その先の大学受験のことを考えたら絶対にB高の方がいい。


お気ラク兄ちゃんが受験高校を選ぶときにも同様のことがあったんだけど、結局は兄ちゃんが希望する高校に決めたのだ。

あの時には学校の先生の反対もあったけど、頑なな兄ちゃんの意思表示に、みんなが折れた。

本来なら、ちびが3年間通う学校は本人が選ぶのが妥当だろう。

しかし、お気ラク兄ちゃんに不登校後の転校という結末を迎えたというトラウマがある。だから、親として慎重にならざるを得ない。

オレは兄ちゃんみたいにはならない。
わからない? おれが不登校になるわけないでしょ?
オレはこの二つの高校のどっちが自分に合っているか、考えたんだよ。
雰囲気も、行き方も、部活も、偏差値も、制服も、先生たちの感じも、色々考えたんだよ。
オレが行く学校なんだからオレが決めていいじゃん!


結局、ちびも自分の意思を通してA高を受験して合格したんだ。

ちびは3年間の楽しい高校生活を送れた。

サッカーは腰の故障で途中退部したけど、好きなキモチは変わらない。


6年前の東日本大震災のあと、怯えて暮らしていたちびについて、アタシはこの日記で次のように書いていた。

「俺は東大に入って、勉強して、津波を打ち消すシステムを作るんだ!」

(おお! ちびよ! キミの夢は何とデッカく、世のため人のためになる夢なんだ!
 素晴らしい!)

あの甚大な被害をテレビで見て、それなりに感じて考えたんだろう。

「じゃあ、それって何部かな? 工学部かなあ? 何部にしても勉強をしなくちゃね。」

「やっぱり難しいんだよね? オレでも入れるかな?」

「今度中学生になるでしょ? あと6年近くあるから、今からでも一生懸命やれば大丈夫だよ(^.^)」



ちびのこの気持ちは変わらず、受験勉強にもそれなりに励み、いまの、大学の志望学科につながっている。

メルトダウンしている原発の中の調査や廃炉にかかわるロボットを作りたいんだ。


残念ながら、今年の大学入学は出来なかったが、来年こそは希望が叶うように願う。

おっと、6年前の日記にはまだ続きがあった。

「そっか! よし! オレ頑張るっ! だけどさ、レゴ部にも入りたいんだよね、オレ。」

「(…レゴ部… それは学部じゃなくて部活なんだけど…)まあ、とにかく頑張ることだよ(^◇^)」


以前にテレビで見たのだが、東大にはレゴ部があるそうだ。
レゴブロックが大好きなちびは、東大にレゴの研究をする学部があると勘違いしていたらしい(^_^;)。

しかし、何はともあれ、人のためになろうという気持ちから将来の夢を持ってくれたことは、とにかくうれしい。













posted by コダックもどき2号 at 23:22| Comment(1) | 2017年 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月12日

兄ちゃんと弟のいま

2008年から始めたこの日記。気が付いたら2017年じゃあないか!

しかも、前回から3年弱も間があいていて、我ながらたまげる。


で、とにかくウチの兄ちゃんである「お気ラク兄ちゃん」は、23歳にしてようやく専門学校1年目がおわったところ。

「お気ラク」な性分は治らないままだ

だが、元気に生き、それなりに大人にはなってくれている。それだけで丸儲けだと思うことにしている。


そして、弟のちびは大学一般入試に挑戦するも、辛くも浪人決定だ。

子供の頃はやんちゃで手がかかったが、今ではどうだ!

結果はどうであれ、大学に入りたくて一生懸命勉強してきたのだ。夢のようだ


そして私。 気が付けば居間で居眠りをする

言わんでいいことを言ってしまい、相変わらず子供たちに煙たがられている


東日本大震災から6年。たくさんの悲しみは消えることはない。

以下は、このブログの2011年3月24日付けの日記から引用。
 
    「慣れてしまった緊急地震速報と地震酔い。

     次々と流れる大気や産物や水質の汚染情報。

     被災地の方の比ではないけれど、疲労が蓄積されるのを体で感じる。

     そんな中で、アタシの育児の悩みなんてちっぽけなものだ。」

子育てで悩む人がいなくなることはないと思う。

アタシ自身、悩む渦中にいた時は、地獄のようだと思ったこともある。

ちびの浪人が確定して気が抜けたいま、気を取り直して「何かやらなきゃ!」って思い、また思いを綴っていこうかなあ〜なんて思った。

縁あってここに来てくれたアナタ! この世は闇ばかりじゃないと信じていきましょう!


posted by コダックもどき2号 at 15:35| Comment(0) | 2017年 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする