2017年03月16日

大学中退を決めたときの兄ちゃん

「やりたいことがやっとわかった」のだと言い、大学3年の夏休み明けに退学の決意をしたお気ラク兄ちゃんは、その秋についに大学を中退した。

  なんでこの勉強を今しているのかわからなかった。
  大学や学部の選び方を間違えた。
  楽しくなかった。
  オレの努力が足りなかったことが原因なんだ。わかっている。わかってるんだよ。
  だけどね。つまらなくてしょうがないんだよ。
  オレもう無理だよ。
  それに、やりたいことがはっきりわかったんだよ。
  ずっと考えてた。
  母さん、オレはネットゲームばっかやってると思ってるでしょ。
  一応、いろいろ考えてるんだよ。
  わからなかったと思うけどさあ。


実際、わからなかった。サイテイの親である。この親のもとにいる子は気の毒だ。
 
…一体これまでアンタにいくらのお金を払ったと思ってるんだいと、まずは思ってしまう心が貧しいアタシ。

しかしながら、その「やりたいこと」を聞いてみれば、ナント、お気ラク兄ちゃんが中学生だった頃に言っていた、将来就きたい職業そのものだったのだよ。

今まで大学に払ったお金でに乗って世界1周できたんじゃない? とか、だったら1000杯たべられたでしょ? とか、みみっちいことがアタシの頭に浮かぶのを無理に振り払って、冷静につとめて考えてみた。


そう、お気ラク兄ちゃんが引きこもって真っ白になって痩せこけていた高校時代を思い出すんだ。

体を壊すことなく生きていてくれて、就きたい職業が明確にわかったんだよ。

年月がかかったけど、いいじゃないか!

貧乏しているけど、いいじゃないか!(これは実際問題、重くのしかかるのだが

お気ラク兄ちゃんの紆余曲折の人生を振り返ってみれば、こんなに若いうちにやりたいことがみつかるなんて夢にも思えなかった。ちゃんと目的に向かって歩き出したいと言ってるんだよ。


いやあ良かった良かった、と、人のいい酔っぱらいオヤジのように連呼しながらうまいビールを飲みまくったことを記憶している。

ヒミツだが、アタシなんて、どんな職業に就きたいかって今ごろになってやっとわかったくらいのバカ親だし


専門学校に入学して、もう1年たとうとしている。

高校を卒業したての生徒ばかりかと思ったら、お気ラク兄ちゃんと同じ年頃やハタチすぎの生徒さんもたくさんいるということ。

そんな中で、過去の自分を隠さず、まんまの姿の自分に友達ができた、毎日学校に行くのが楽しい、授業がおもしろい、と語る。

なんとうれしいことだろうか


アタシから言いことはゴマンとある。

ネットゲームをやめんかい(やかましい)、

就活をもっと熱心にせんかい(自分のためだろ)

靴下は脱ぎ捨てるな(くさいでしょ)

シャワーは1日1回以下にしなさい(水道代払え)

部屋の掃除をせんかい(ホコリが廊下にでてくるじゃん)

ドアは静かに閉めんかい(うるさい)

後略


お気ラク兄ちゃんからアタシに言いたいこともゴマンとあるんだろうなあ。









posted by コダックもどき2号 at 23:20| Comment(4) | 兄大2、ちび高1 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月07日

ちびへの兄ちゃんの思い

長く長くブログから遠ざかってしまった。

今はもう薫風香る5月。
なのだけれど、お気ラク兄ちゃんが味わった不登校をちびには経験させたくなくて、高校選びや受験勉強のことで一生懸命だった受験期がやっと終わった。 そんな気が今、ようやくしている。

「オレは兄ちゃんのようには絶対にならない。絶対に公立の志望校に入る。」と折あれば言っていたちびは、
志望校だった公立高校に合格できた。

読解力がヤバいこのちびは、何しろ国語、理科、社会の3科目の点が絶望的なのだった。

でも、通学も大変でなく、サッカー部の活動がさかんなこの高校に入りたくて頑張った結果、
良くなかった2年生までの成績を挽回するに至り、結果、余裕の内申点をゲットすることができたのだ。

以前から常々問題ばかり起こしてきおったコヤツが志望校に入れるなんて、まことに喜ばしい限りである。


でも、これには、本人の頑張りはもちろんだけれど、お気ラク兄ちゃんからの親身なるアドバイスが効いた結果でもあると、私は思っている。

何かあれば、お気ラク兄ちゃん自身が後悔してきたことを、それはそれは静かにちびに語ってくれていた。

それはもう、弟への愛そのものだったのだよ。


相変わらずお気ラクな兄ちゃんは、大学にはフツ―に行っているし、成績も、文字通り可もなく不可もない。

そして今日も、お気ラクにパソコンに向かっている。

でも、よくメシを喰らい、笑っている。

「まあ、いっか…。」私はあきれて、心の中で自分に一生懸命に言い聞かせる。毎日、ことあるごとに。

ごはんも食べずにひきこもられているよりずっとずっといいからね。

ちびは毎日どろどろのくたくたで帰宅して、食べるだけ食べてあっという間に眠ってしまう。

お気ラク兄ちゃんとの夜トレの約束も果たせずにわーい(嬉しい顔)

あたりまえに生活できるって、いいなあ。


posted by コダックもどき2号 at 20:42| Comment(3) | TrackBack(0) | 兄大2、ちび高1 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする