2012年08月20日

特区の通信制高校への規制に関する記事について

昨日の新聞に、昨秋からの文科省による調査によって判明した
「株式会社設立の通信制高校の法令違反」に関する記事がありました。
途中までしか読めませんが、こちらの記事です。


我が家のお気ラク兄ちゃんは私立高校普通科1年の秋に登校拒否をし始め、
いよいよ留年にもなろうかという2年の夏に通信制高校に転校し、
サポート校に通学し始めました。

今はすでに卒業させていただていますが、他人事ではありません。
なので、この件について、以下、記事を要約して記しておきます。


 ↓ここから、2012年8月19日付 朝日新聞朝刊の記事より引用・要約

そもそも株式会社による学校設立は、
小泉政権時代に規制緩和されて開始されたものである。

株式会社が設立した通信制高校では各地にサポート校をもち、
学生の多くがそのサポート校に通学する。
そして、法律上ではサポート校は「特区」という文言で表現される。

このサポート校で学習することに何等の問題もない。

しかし、サポート校において単位認定の試験実施がなされるのは、
特区法違反にあたる。
本校で実施されなければならない。

さらに、同省が行った「教育の質」についての調査においても、
さまざまな不適切な例・・・同じ問題を毎年使う、自宅受験を認める、
課題の8割以上が択一式であった・・・などの問題が判明。

文科省の担当者からは、
「脱法行為であるうえに教育の質も低く、高卒資格を売り物にしたビジネスになっている」
(「」内は本文通り)との指摘があり、規制に乗り出す方針である。

 ↑ここまで記事を要約


私は、青くやせ細りながらも再び高校に通学し勉強をしたいと願うお気ラク兄ちゃんとともに悩み、悲しみ、
転校先を探す際には、地方自治体が運営する不登校相談施設などに何度も何度も足を運び、
涙をこぼしながら相談を重ねました。

そして、ようやくみつけた一筋の光が、お気ラク兄ちゃんが卒業したサポート校でした。

サポート校は自宅から1時間程度のところでしたが、
本校はとても日帰りで行ける場所ではありません。

もちろん、他にも通信制高校はありますが、
その高校によって学習・体験できる内容には大幅に違いがあります。
そう、例えてみれば、幼稚園のように教育・生活方針も費用もさまざま。

そして、会社であれば本社が一つであるのに対し支社が複数あるのと同じ。
ですから、必然的に、サポート校に通学する学生が圧倒的に多くなると思います。

ただでさえ高額な授業料である通信制高校のサポート校に通学している生徒・その保護者にとって、
定期テストのたびに本校まで行くというルールの遵守は、
精神的・経済的等々多大に負担になります。

前述の文科省担当者の指摘について、
私自身、「当たらずとも遠からず」と思える部分が確かにあります。

法律の遵守は当然の義務です。
学校に対して疑問に思ったことも確かにありました。

しかしながら、わが息子は高校の卒業証書を頂戴でき、
いま、現実に、大学を受検するための勉強をすることが出来ているのです。

そこには、普通に高校に通い卒業した人には理解しえないものがあるかもしれません。

最後に、この件の処理について、単なる机上の仕事で終わらせていただきたくないと強く願います。

【ご参考】
文科省のHPより
第2章 アンケートと訪問調査からみる 通信制高校と学校評価の課題
第3章 通信制高校に学ぶ生徒の現状と課題
posted by コダックもどき2号 at 23:09| Comment(2) | TrackBack(0) | 通信制高校について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする