2017年03月21日

ちびの固い意志

今から4年ほど前、ちびが中3になる頃。

高校でもサッカーを続けたいんだ。
公立ってお金がかからないんでしょ?
だから、サッカーが強くてオレが入れそうな公立高校だと、A高かB高なんだ。


学校の先生も、塾の先生も、そしてアタシたち家族もみんな、ちびはB高を受けるものだと思っていた。
なのに、受験間際の11月になってからの突然の志望校決定の告白に、一同びっくり。

B高はバスを乗りつがなきゃいけないじゃん? それって時間がかかるし交通費もいっぱいかかるでしょ。
サッカー部に入るんだから土日も毎日行くんだし、部の雰囲気的にもやっぱりA校にしたいんだ。


学校説明会に何度となく足を運ぶうちに迷いが吹っ切れ、部活の雰囲気で気持ちが固まったらしい。

まあ、ちびにはサッカーがあったから今がある、みたいなところがある。

高校生活の半分の時間は部活が占めると考えれば、ここは大事なツボ。

それに我が家の家計まで考えてくれている。

しかし、その先の大学受験のことを考えたら絶対にB高の方がいい。


お気ラク兄ちゃんが受験高校を選ぶときにも同様のことがあったんだけど、結局は兄ちゃんが希望する高校に決めたのだ。

あの時には学校の先生の反対もあったけど、頑なな兄ちゃんの意思表示に、みんなが折れた。

本来なら、ちびが3年間通う学校は本人が選ぶのが妥当だろう。

しかし、お気ラク兄ちゃんに不登校後の転校という結末を迎えたというトラウマがある。だから、親として慎重にならざるを得ない。

オレは兄ちゃんみたいにはならない。
わからない? おれが不登校になるわけないでしょ?
オレはこの二つの高校のどっちが自分に合っているか、考えたんだよ。
雰囲気も、行き方も、部活も、偏差値も、制服も、先生たちの感じも、色々考えたんだよ。
オレが行く学校なんだからオレが決めていいじゃん!


結局、ちびも自分の意思を通してA高を受験して合格したんだ。

ちびは3年間の楽しい高校生活を送れた。

サッカーは腰の故障で途中退部したけど、好きなキモチは変わらない。


6年前の東日本大震災のあと、怯えて暮らしていたちびについて、アタシはこの日記で次のように書いていた。

「俺は東大に入って、勉強して、津波を打ち消すシステムを作るんだ!」

(おお! ちびよ! キミの夢は何とデッカく、世のため人のためになる夢なんだ!
 素晴らしい!)

あの甚大な被害をテレビで見て、それなりに感じて考えたんだろう。

「じゃあ、それって何部かな? 工学部かなあ? 何部にしても勉強をしなくちゃね。」

「やっぱり難しいんだよね? オレでも入れるかな?」

「今度中学生になるでしょ? あと6年近くあるから、今からでも一生懸命やれば大丈夫だよ(^.^)」



ちびのこの気持ちは変わらず、受験勉強にもそれなりに励み、いまの、大学の志望学科につながっている。

メルトダウンしている原発の中の調査や廃炉にかかわるロボットを作りたいんだ。


残念ながら、今年の大学入学は出来なかったが、来年こそは希望が叶うように願う。

おっと、6年前の日記にはまだ続きがあった。

「そっか! よし! オレ頑張るっ! だけどさ、レゴ部にも入りたいんだよね、オレ。」

「(…レゴ部… それは学部じゃなくて部活なんだけど…)まあ、とにかく頑張ることだよ(^◇^)」


以前にテレビで見たのだが、東大にはレゴ部があるそうだ。
レゴブロックが大好きなちびは、東大にレゴの研究をする学部があると勘違いしていたらしい(^_^;)。

しかし、何はともあれ、人のためになろうという気持ちから将来の夢を持ってくれたことは、とにかくうれしい。













posted by コダックもどき2号 at 23:22| Comment(0) | 2017年 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする